|
|
初めての海外ドラマの吹替え。前々から声を使ったお仕事をしていきたいと思っていたので、“声のお仕事 だあ!”って、ただただ嬉しくて、台本をいただくまでは、そんなに緊張してなかったんです。ドキドキワク
ワクで。 ところが、実際に台本をいただいてからですよね。あっ、やばい、本当に台詞がこんなにある!と(笑)。 当日は、スタジオに到着するまでと、待合室で待っているとき、それからブースに入って席について ……そこまでで、緊張は最高潮に達していました! それが、あまり周りの方々には伝わらないようなので、 得なのか損なのか……。 その時々で収録の仕方というのは違うそうですが、今回は、一番最初に監督が台本の頭から一通 り順を追っ て説明してくださったんです。その後、続けてリハーサル、ダメだし、そして本番。 最初に、大先輩の方が長台詞を話される場面があったんです。もうお声もよくいろんなところで聞くような 方だったので、お勉強!と思い、じーっと拝見していたんです。 ところが、ふっと、その台本を持つ手を見ると……少し震えてる? ええ!? こんなにベテランの方でも緊張 なさるんだ!と思った瞬間、ちょっとドキドキがおさまりました……ゴメンナサイ。 でも、緊張するのは皆同じ、と思えると、それがほぐれることってありますよね。 台本をいただいてから、こんな感じでいきたいなとか考えながら家でも練習していたんですけれど、本番で は思い通りの声にはなかなかできないものなんですね、ホントに。 監督をはじめ、皆さんからいろんなアドバイスをいただきましたけれど、それは私の宝物なので ナイショです! 今回初めて、この吹替えというお仕事をさせていただいて、短い時間の中でギュッと作り上げる集中力が 必要なんだな、ということを感じました。 でも、先輩の皆さんを拝見していると、集中していらっしゃるのはもちろんなのに、それを感じさせない くらい楽しそうにおやりになっている。それが心底スゴイ! と思いましたし、初めて味わった空気でもあり ました。 イッパイイッパイの中でも、私なりにやれることは一生懸命やったという感じで、すっきりとした気分です。スゴク楽しかったです!! |