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制作作品


舞台公演でも、本でも映画でも、それに振れた時の自分の心情や境遇と、ちょっとでも似ているものを感じると、その作品はとても心に響いてくるものですね。人それぞれ感性は異なりますが、できるだけたくさんの人たちと気持ちを共有できたら、どんなに幸せなことでしょう。
よく、劇場などで、チラシと一緒にアンケート用紙が配られます。これは、今後の公演のお知らせを、よりたくさんの皆様にご案内するための情報集めという意図もありますが、それ以上に、今、どんな人がどんなことに関心を持っていて、どんなものを観たり聴いたりしたいのだろう、という“声”も聞きたいのです。
ですから、その作品に対する感想はもちろんのこと、「今、私はこんなこと考えてます」とか、「この間読んだ本がとても面白かった」などというお話があっても、とても楽しく読ませていただいております。
昨年(2001年)の「うた会 〜Try to Remember…おもいだしてごらん」でも、会場にお越しいただいた皆様にアンケートをお願いし、たくさんのお返事をいただきました。中には、こちらが反対に“元気”をいただいたお言葉などもありました。一部ですが、ご紹介させていただきます。

「手作りのあたたかさが、気持ちをほっこりさせて、空をながめて帰りたくなりました。」

「ピュアな気持ちに戻れるように頑張ろうと思いました。」

「とても優しい心になる、ユーモアのある舞台でした。今の時代にとって、優しさは必要だと思います。」

「ひとつにまとまったストーリーの中に、歌、朗読、メッセージ、そして語りがうまく散りばめられて、完成度の高い舞台でした。」

「全編通して芝居仕立てだったので、曲の余韻に浸りきれなかった。以前のように3部構成で、芝居・コンサート等と分けた方がよかった。」

「初めて聞く曲もあり、知っている曲もあり、あっという間の100分という感じでした。でも、脚本にもう少し工夫がほしいです。」

「言葉って大切だなあ、と改めて思いました。朗読の話と元気の出る言葉に、思わず心をうたれました。」

「仕事に行き詰まった自分を励ましてくれているようで、涙が出ました。勇気をいただいたような気がしました。」

「東京に来て2年、どうしても好きになれなかったココの空。でも、今日からは少し違って見えるかもしれない。10代の頃のきれいな気持ち、思い出しました。明日から仕事、頑張れそうです。」

「『元気になる一言』は、本当にその通りだと思いました。私には、もうすぐ2歳になる孫娘がいますが、その子の一言一言が元気の源。可愛くていとおしくて、その子の為なら何でもしてあげたいと思うほど。でも、甘やかしてはいけませんね。日本の将来がかかっていますから。」

「最後の歌『それだけでうれしい』(作詞/矢野顕子 作曲/宮沢和史)に勇気づけられて、明るい気分になれました。すてきな“言葉”のプレゼント、ありがとうございます。愛すること、信じることは、すてきなことですね。」

――後記――

同じ舞台を観ても、人それぞれ感じるものが違うのだな、ということを改めて実感しました。
今回は、新しい試みとして、独立させた3部からなる構成ではなく、1つの流れの中にそれらの要素を全て盛り込んだ形にしてみました。
スタッフ・キャスト揃って、施行錯誤の連続でしたが、“形”として表現することにより見えてきた反省材料を、次へ進むための目標と考えてゆきたいと思っています。