昨年の6月、『うた会』をはじめ、オフィス・エイツーの文化活動を支援していただく皆さまの会、
「うたたね倶楽部」が発足しました。
それから早いもので、もう1年――。
見守ってくださった方々に、感謝の気持ちでいっぱいです。
そして、この2年目の活動から、本当の意味で真価を問われることになるだろうと、
私たちスタッフもかなりプレッシャーを感じております。
ただ、『うた会』やこの会を通じて、以前より増して、
「やりたいことは、とにかくやってみよう!」
というスタッフの信念が強くなったことは、確かなようです。
『うた会』がスタートしたのは、もう6年前になります。
それまでは、自分たちが舞台制作などやるようになるとは、全く思っていませんでした。
ただ、“外”からいただくお仕事を一所懸命全うする――それだけ。
そんな時、ある人から
「待ってるだけではダメだ、自分たち(=“内”)で考え、発信していかなくては」
と教えていただいたのです。
初めは勇気のいることでした。“できる”とは思いませんでした。
でも、動きだすと、周りの空気まで応援してくれているかのように、後押ししてくれます。
これは、日常のあらゆることにも共通して言えるかもしれません。
最初から“できない”と決めつけると、“できない”言い訳をいっぱい考えてしまうのです。
でも、言い訳をいっぱい考えている間も、とにかく動いてみると、
その“できない”ことの10分の1だけでも“できる”かもしれない。
もちろん、50メートルを世界記録の早さで走れ!と言われても困ります(泣…)。
でも、たいていのことは小さなことの積み重ねで、ある程度“できる”ようになりますよね。
みんな同じ人間なのですから、そんなに特別なことはやっていないのです。
大切なのは、“本気になる”こと。そう思います。
「うたたね倶楽部」の2年目は、その出発点からまた1つハードルを越え、
“ある程度”から“より進化する”という段階に突入したいと思います。
その目標を達成できたら、次の『うた会』も、さらに一歩良いものになると信じて……。(4/30)
【お知らせ】
『うた会vol.7』は、2005年秋に公演予定です。その間にも、「うたたね倶楽部」から、『うた会エキストラバージョン』をはじめ、様々な主催イベントをお届けします。